トンイ第12話のこぼれ話(2) 監察府の宮女も賤民だった!

以前の記事女官の出自でも紹介したように
宮女(クンニョ:궁녀)は中央官庁の奴婢から選出する
というのが朝鮮王朝の宮女選定の大原則です。
だから、彼女たち↓


ジョンイム(左)とエジョン(右)
も、彼女たち↓


シビ(左)とウングム(右)
も、もとをたどれば賤民なのです。
ちなみに、容姿は関係ありません

チャン尚宮(チャン・ヒビン)は
「最も高貴な出身で、最も優秀なのが監察宮女」
と言っていましたが、これはドラマ上の脚色です。
けれど、ドラマの設定の中には事実もがあります。

チョン尚宮
がトンイに言っていたように、一部の宮女は非常に幼い頃から入宮して、10数年もの間、教育を受けています。
監察府についてはおそらく架空の機関なのですが、最高という設定ですので実在の至密(チミル:지밀)をモデルにしたのではないかと思います。
至密は王や王妃の身辺を直接お世話する係で、高い教養が求められ、4・5歳のうちから宮女としての英才教育を受ける部署です。
そして15年して晴れて内人(ナイン)となりハンア様(ハンアニム:항아님)と呼ばれます。
そのプロセスを経ずに、いきなりやって来たトンイが総スカンを食らうのは仕方のないことですね

~つづく~
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