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唐鞋(タンヘ:당혜)を贈る真意

唐鞋

鹿を射止めて上機嫌な粛宗(スクチョン)。
大殿内官に、

粛宗:「おまえ、都城に戻ったら、あの鹿革を使って漢陽(ハニャン:ソウルの古名)で一番腕のいいカッパチ(갖바치)に唐鞋(タンヘ:당혜)を一つつくらせろ」

内官:「唐鞋(タンヘ:당혜)といいますと、女人が履く靴でございますか?」

粛宗:「そうだ。わたしが鹿を射止めたと言っても、どこでそんなウソをと信じないだろうから、靴を見せつつ自慢したいのだ」

内官:「それでは、その唐鞋(タンヘ:당혜)を、もしや監察府のチョン内人に・・・」

粛宗:「そうだ。宮中だろうが都城だろうが一日中子犬のように無我夢中に走りまわっているから、いい靴が必要だろう。それゆえ、丈夫で美しく仕上げてくれ」

※粛宗が早口過ぎてリスニングしずらかったのですが、意訳としては合っていると思います。あしからず(笑)


このようなユーモアのセンスは、イ・ビョンフン監督ならではですよね。
とても微笑ましいシーンです。


さて、今回注目したいのは唐鞋(タンヘ:당혜)です。
唐鞋(タンヘ:당혜)とは、先とかかとに唐草模様を施した唐(中国)風の革靴のことで、良家の子女が履く靴のことをいいます。
名作・女人天下(ヨインチョナ:여인천하)を見ていた人ならわかると思いますが、カッパチ(갖바치)という白丁(ペクチョン)が、その業に従事しています。
肉や革を扱う者ですので、最下位層です。


なぜ注目しているかというと、庶民は草鞋(わらじ)を履き、少しお金のあるものは、ほぼ同形状で装飾がシンプルな温鞋(オンヘ:온혜)を履きます。
監察府内人のトンイがはいているのもこの温鞋(オンヘ:온혜)です。
けれど、粛宗がトンイに贈ろうとしているものは、唐鞋(タンヘ:당혜)なのです。


おわかりですか?
すっかりトンイのことを気に入っているものの、まだ自分の本心に気づいてない粛宗の心内を、唐鞋(タンヘ:당혜)を借りて描写しているのです。
温鞋(オンヘ:온혜)を履いているトンイに、良家の者が履く唐鞋(タンヘ:당혜)を用意するということは、トンイをワンステージあげるという無意識の意思が隠されていると思いませんか?


少々深読みしすぎですが、このような角度で小物を見ていくのも面白いですよ!
小物といえば、今後、とても重要なアイテムが出てきます。
それについては、出てきたときにまた解説していきますね!

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術



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トンイ 23話の「唐鞋(??)」とは

トンイの危機も知らずに能天気に狩りをしていた粛宗(スクチョン)がやっとのことで、鹿を射止めて大満足し、その鹿を見ながらトンイに唐鞋(??)を作って贈ってやろうというシーンがあります。 韓国ドラマ・ガ...

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さくさく

Author:さくさく
本業はアジアを駆け巡る旅人で、アジアン雑貨のネットショップオーナーです。
タイにはしょっちゅう行くのですが、実は韓国へは一度しか行ったことがありません(笑)

数えたことはありませんが、週に20時間、累計100本以上の韓国ドラマを見ていると思います。
ここ数年は、20話程度のミニシリーズではもの足りず、大河ドラマ(時代劇)や150話程度の日々ドラマにはまっています。

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