スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

身体髪膚 ヒゲも剃っちゃダメ?

身體髮膚(신체발부:シンチェパルブ) 受之父母(수지부모:スジプモ)

不敢毁傷(불감훼상:プルガムフェサン) 孝之始也(효지시야:ヒョジシヤ)

「身体髪膚これを父母に受く 敢えて毀傷せざるは孝の始めなり」



日本でも身体髪膚(シンタイハップ)という四文字熟語になっていますが、これは「孝経・開宗明義章」が出典の儒教思想です。
孔子が曾子に教えを与える形式で綴られています。


身体髪膚とは文字通り髪や皮膚に至るまでの体全体のことを言います。
それに続く文の全体の意味は、体の全ては父母から頂いたもので、傷つけないことが孝行の始めであるとなります。


朝鮮時代、賤民に至るまで、髭を伸ばし、髪も伸ばし曲げを結っていたのは、この儒教の教えのためです。
1895年高宗の代に断髪令が出ましたが「首を斬るのと同じだ」と猛反発を受けています。
いたずらに身体を傷つけてはいけなかった時代が500年もあったのに、その反動か、現在の韓国では顔だけでなく、あちこちと切ったり貼ったりしていますね(汗)


本題に戻しましょう。

「考の始め」ですから続きもあります。「孝の終わり」はざっくりいうと立身出世です。父母の自慢の息子たれということですね。
この講釈の続きは「孝を以て君に事うれば則ち忠」と、臣下としての「忠」を論じています。
日本では「孝」も尊ばれていましたが、それ以上に「忠」を尊んでいました。
これについては、武家政権としてのシステムに、後者の思想を利用したことがあげられるでしょう。



★実際は?

さて、髪やヒゲなど実際のところはどうしていたのでしょうか?

前提としては傷つけてはいけないのですが、ある程度伸びたところで整えていたようです。
朝鮮後期になると、ヒゲの整え方に流行も生じたとの文献もあります。
ですので、完全に伸ばしっぱなしというわけではありませんでした。
ただし、ヒゲを剃っている人は皆無でした。
ツメも同様に、ある程度整えていました。


ヒゲは体面を重んじる男にとってはとても重要なものでした。
ドラマでも咳払いをしながら髭を撫でる仕草を見かけますよね!
一説によると、当時は男で髭が薄いものは、一種の身障者的な扱いを受けたとも言われています。
そのため、付け髭も存在していました。
確認されているものは、あごひげの量を補う増毛タイプです(笑)



第27話のトンイの変装にヒゲがなかったことに関して「10代なかばの少年に扮装したのでは?」とのご意見をいただきました。
フィクションなのでそれはそれでありだと思います。これについては正解はないですね(笑)

個人的にヒゲが必要だと思ったのは、前後の出来事から計算すると、すでにトンイが22歳だったから。
髭が薄い男子でも、剃らない限りはひょろひょろとまばらに生えるのが必然だし、ヒゲがあったほうが圧倒的に正体がバレにくいと考えたからです。

ヒゲがないというのは蛇足的なツッコミですが、みなさんが「アレじゃバレちゃうでしょ!?」と思ったのは、変装にヒネリがなかったからですよね。



とくはなちゃんからの質問を受けての記事でした。
みなさんも疑問などがあればおっしゃってください。
可能なかぎり取り上げます!

テーマ : 韓国ドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ



コメントの投稿

非公開コメント

付け髭かぁ~(+o+)

さくさくさん、さっそく私の疑問に答えてくださってありがとうございました(^O^)/
とても勉強になりました!

トンイが22歳ってのも勉強になりました。
私の中では19歳でした…なぜか

それにしても、この時代の男性にとって髭がそんなに重要だったとは、驚きです。
「付け髭」は冗談のつもりでしたが、本当にあったんですね~!
しかも増毛タイプとは!進んでる~!

中東の男性もみんな髭面ですが…
あの中にも体面を気にして、増毛タイプの付け髭をしている人がいるかもしれない…
今度からニュースを見る時の目線が変わりそうです。ふふふ。

これからも、気になることいろいろ質問したいと思います。
よろしくお願いします。

Re: 付け髭かぁ~(+o+)

こちらこそ、問いかけていただいたお陰で、
色々調べて勉強にになりました!

特に付け髭。
イ・サンに出てくるのですが、フィクションだと
思ってました。
存在してたとわかって、おどろきでした(笑)

これからも何かあれば調べますので
おっしゃってくださいね~!

> さくさくさん、さっそく私の疑問に答えてくださってありがとうございました(^O^)/
> とても勉強になりました!
>
> トンイが22歳ってのも勉強になりました。
> 私の中では19歳でした…なぜか
>
> それにしても、この時代の男性にとって髭がそんなに重要だったとは、驚きです。
> 「付け髭」は冗談のつもりでしたが、本当にあったんですね~!
> しかも増毛タイプとは!進んでる~!
>
> 中東の男性もみんな髭面ですが…
> あの中にも体面を気にして、増毛タイプの付け髭をしている人がいるかもしれない…
> 今度からニュースを見る時の目線が変わりそうです。ふふふ。
>
> これからも、気になることいろいろ質問したいと思います。
> よろしくお願いします。
トンイ考・カテゴリー
トンイ考・最近の記事
トンイ考・記事一覧
トンイ考・トラックバック
トンイ考・リンク
プロフィール

さくさく

Author:さくさく
本業はアジアを駆け巡る旅人で、アジアン雑貨のネットショップオーナーです。
タイにはしょっちゅう行くのですが、実は韓国へは一度しか行ったことがありません(笑)

数えたことはありませんが、週に20時間、累計100本以上の韓国ドラマを見ていると思います。
ここ数年は、20話程度のミニシリーズではもの足りず、大河ドラマ(時代劇)や150話程度の日々ドラマにはまっています。

スポンサーリンク
トンイDVD・ガイド本
トンイの公式ガイドブック
トンイ考・ブログ内検索
トンイ カウンター
トンイ考・最近のコメント
トンイ考・月別アーカイブ
トンイ考・RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。